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買取りされた車はどこへ?
じつは、買取りされた車は国内だけでなく、海外へも輸出されているのです。
海外では日本車は大人気です。きれいに乗ってますからね。日本人が心配する傷なんてキズじゃない!なんです。海外で走る車の映像ってテレビでよく見かけますよね。決してきれいな車ばかりじゃないでしょう?
エアコンやオーディオだって日本では当たり前ですが、地域によっては贅沢品でしかありません。
だから、どんな程度のクルマでも買取り需要はあるのです。
4月の1ヶ月間だけで 116,659台の中古車が輸出されているのですから。
中古車輸出国ベスト20(2017年4月)
2017年4月のデータ(日本中古車輸出業協同組合調べ)です。
まずは、さらっと国別のランキングです。
ニュージーランドなど上位の国はいわゆる先進国ですが、ベスト20位までにはまだまだ発展途上の国々も多いですね。
- ニュージーランド
- アラブ首長国連合
- チリ
- パキスタン
- ケニア
- ミャンマー
- 南アフリカ共和国
- モンゴル
- ロシア
- フィリピン
- バングラデシュ
- タンザニア
- ウガンダ
- スリランカ
- ジャマイカ
- マレーシア
- グルジア
- ボツワナ
- シンガポール
- キプロス
しかし、この国々にはちょっとした傾向があるんです。
それは・・・
中古車輸出国ベスト20に入った意外な共通点
この表は「2017年4月度 中古車輸出 仕向け国 ベスト20と左側通行の占拠率」です。日本中古車輸出業協同組合調べのデータに独自調査を追加したものとなります。
かみ砕いていいますと、ベスト20の輸出国のうち「日本と同じ車の左側通行の国」にマークした表です。つまり、右ハンドルが中心で日本仕様車が受け入れやすい国々ですね。
見てみると、20ヶ国のうち、13ヶ国が左側通行です。なるほどですね。追い越しなど安全面では圧倒的に右ハンドルが有利ですからね。
でも、ベスト20のうちの占拠率は46.2%と過半数におよびません。もちろん、ベスト20未満の国々の数字も加算はされます。しかし、それでも過半数は難しいのではないでしょうか。
なぜなら・・・
左側通行を採用しているのは55の国と地域
現在、左側通行を採用しているのは55の国連承認国家・地域でしかないからです。そう考えればベスト20の内、13ヶ国というのは高い割合だと感じます。
こちらは、wikipediaにある画像(左側通行の国一覧)ですがご覧ください。圧倒的に右側通行の国(赤)が多いのです。左側通行の国(青)はイギリスの影響を強く受けた国々と言えるかも知れません。かつて植民地支配されていたような国々です。
日本は植民地ではありませんが、政治など強い影響をイギリスからは受けています。その影響かも知れません。
20位までに左側通行のオーストラリアが入っていませんね。おそらくオーストラリア国内の中古車で充分な台数が回っているのではないでしょうか。仮に、21位だとしても20位のキプロスの966台以下です。0.8%を下回りますので大きな影響はでないでしょう。
傷あり、エアコン無し、不動車、臆せず車買取へ
要するに、日本で乗られている車は世界で見れば充分すぎる車です。
だって「日本製」ですよ。
そのアドバンテージは海外、とくに発展途上国では相当なものです。下取りでは二束三文で叩かれる車でも車買取サイトで一括査定すれば各社が競い合って値段を付けてくれます。
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